人狼物語−薔薇の下国

512 勇者と魔王の共同戦線!


魔王 ヴァートル

 ――ひとつ、つまらぬ昔話をしてやろう。

[しかし動じることもなく、敵の中心で魔王は口を開く]

 かつて、己の力に酔いしれ、ただ強さのみを求めて、眼前のあらゆる存在を破壊する――そのような存在があったのだ。
 世を滅ぼす者、破壊の化身――人々はそうした存在に恐れをなして、いつしか"魔王"と呼ぶようになった。

[ただ回帰を望む力の化身――彼の者の正体を聞いた時、かつての"魔王"に重なる部分を感じていた。
 無論、完全に重なるものない。
 彼の者に、破壊を愉しむという感情はなく――ただ、理に従い回帰を目論むものとは、先の会話でも知れたから]

(209) 2018/12/13(Thu) 20:20:46

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby