……っ、はぁ。
俺のところに鍛錬に付き合えって言ってきたの、
キミが初めてだよ。
[その日癒務室へ現れたのは、珍しいことに
アイルリート・マガーネル。大地の守護者。>>51
半ばその勢いに巻き込まれるような形で
鍛錬所に連行され、魔力ぶつけ合い。
いくらかの後に事後処理を行いながら、息整えて小さく笑う。]
鍛錬に付き合ったこともだけど、
治癒魔法と防御魔法が飛び交って、時々攻撃、なんて
こういう仕合、滅多にないって。
だってさ、守備魔法でガチガチに固めた壁にうちかかるって、不毛じゃない?
いくら
通らない!通らないから!って俺10回は叫んだんじゃないかな。
それにお互い、傷負っても回復させちゃうじゃない。
途中でこう、意味あるのかって、何度も考えたよね…!