……ソ 、マリぃッ!!![─────ざん、と。天より平和を願う女神の祈り《刃》が降り落ち来る>>195それが隙だった。考える間も余裕も今はなかった。彼を縫い止めた刃には目もくれずに名を呼んで、剣を握り締めた左手を、彼の右腕目掛けて右から横から払う]……ッ![痛みを堪えながら振るう刃は、常の鋭さを欠く。軌道はだから常の剣筋よりもごく浅く、それでも彼の腕目掛け容赦なく白刃を振り抜くと、]