[最初の戦闘でソマリが深い怪我を負った理由。詳しく聞けてはいなかったけれど、理解できた気がした。『己が手に掛けた、敵の命《友の死》の為に。』そのくらい響いてくる言葉だった。戦場の習いと言い聞かせても、一つも軽くなりはしない旧友の死を抱いて。道を見失いながらも歩いてきたその理由。それは、あの緑の光の中に見つけたものを……]