お前の恋人が残したもの、あるだろ?手紙だよ。封筒でもいい、それを俺に貸してくれりゃ――そうだな。借り、は…今回俺の方が多いからなぁアイツに貸しさえ作れば見つかるか見つけやすい筈だ[アーミーナイフをそこの使用人に渡して、ぼやく。 結局のところ――。 前に進めなくなっている道化師は、どうにか進ませてやらなければなるまい。]その代わり。命の保証はしかねるぞ[最後に物騒なことを呟いて、ゲルトの元をさった。]