………ふふ、ジーク殿の言う通りだな。
名前は、名前に過ぎない。
名が違おうと、中身が同じならば ───。
[ジーク殿の名を出したことで、彼が最初からこのことを知っていたと言うのは気付かれるか。
私ならば信じても良いと思ったと言うキアラ>>119。
私が指揮官で良かったと言ってくれるリーゼロッテ>>124。
太刀と翼を私に預けたのだから最後まで付き合うと笑うレト>>159。
仲良く出来れば良いと私に手を差し出してくれるシュテルン>>204。
私は、はにかみながらその手を取り握り返した。
押し殺すしかなかった私を、受け入れてくれる者達。
それはとても尊く、かけがえの無い仲間達]