ええ、少しお話をと思ってね。
[開いた執務室、奥へと誘われればそのまま中へと入っていく。途中に電話を見かければ珍しそうにみた。]
噂の電話がこれね。これで遠くとお話が出来るのね。
[アイリのいるゾネスには無い近代の機械、銃や大砲こそゾネス要塞は備えているが、大部分は古い昔ながらの様式をとっている。鎧にサーベルに騎馬、噂では蒸気で走る電車や車なるものも他国にはあると聞く。彼に聞いてみたい気がするがまずは彼の気持ちを聞いてみよう。]
用事と言えばそれはあるが、先程ウェルシュ王子と話しているのを見て色々王子について詳しく聞きたくなってな。
私はウェルシュ王子のことをあまり詳しくは知らぬ。
どんな人物だ。
[フェリクス王子とは違い文徒の輩とずっと見下し続けていた王子、しかし実際今日見てみれば、毅然としてその印象はおおきく変わっていく。彼から見たウェルシュ王子はどんな人なのだろう。
置かれた紅茶を手に取り香りを確認した後に飲んだふり。
警戒は忘れない**]