[澄み切った声と瞳。>>183一皮剥けたかのようだった。――本質は此方なのだろう。恐らく。ふ、と口の端を持ち上げる。] お前の名は? ……そうか、シメオンか シメオン。オレは己の策に 少しばかり自信をなくしていた このまま進んでも良いものかと[部下の誰にも漏らせなかった弱音。この男になら聞かせても良い気がした。]