勇者よ、残念だが決着はお預けである。 ――我輩は、あの不届き者を討ちに征く。[勇者一行は言葉を聞ける状況にあったか。 いずれにせよ魔王は一方的に宣言し、玉座より立ち上がる。 その視線は既に勇者らにはなく、遥か上空――光の源を睨んでいた]