人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


備品係 ジェフロイ

[…立場が違っていても、状況が変わっても…
リエヴルとの距離も関係も…変わらないと そう思っていたのは
自分一人だったのかもしれない。

彼にとっては私は「敵陣営」であり、何も要らぬと断られた。

憐れみだと思われただろうか。
傲慢だと思われただろうか。
勝利も敗北も決まっていない段階で、それでも…
私が優位な立場から口を利いていたのは事実だった。

そう…全ては終わってから 勝者が決める事。

私にはまだ、やるべき事が残っている。
先を見つめてただ、歩くのみ

置いて去った中庭にはもう目を向ける事もなく
考えをまとめるために、自室に向かった]

(207) 2013/10/06(Sun) 23:13:04

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