[意外にも、通信機の持ち主は直ぐに現れた。>>176
その出方には不自然さは感じられなかったが、
言葉に交じる感情が乏しく、真意は読み取れなかっただろう。]
そうだな、現時点では…、
俺は少なくともお前のことを信じきれない。
[状況について淡々と語る声を聞きながら、
ダーフィトも極力感情を抑えるように心がけていたが。
感情的になってはいけないと分かっては、いても。
声色から滲み出る剣呑さは恐らく隠せてはいなかった。>>188]
お願いね。聞こうか。
[何を考えているのだろうか。
お願いがあるのだと言われれば続きを待って。]