-翌朝:オプティモ港-
『ソマリ・フル・アレイゼル。
貴殿の勇気ある申告、誠に感謝する。
本日早急に王府の兵をスルジエ領へと向かわせた。
到着次第、真偽の程を確かめ。
謀反が発覚した際、即刻領主を処罰する事を約束する。
-Alexis Huré-』
[昨晩訪れた鳩の足首に、短い手紙を付け、そのまま飛ばす。]
朝からあの男に、
[鳩が青いオプティモの空へと消えていくのを見届け、自嘲的に唇の端を上げた。]
そしてこれから蛮族と
なんと華がない事ですね。
[潮風を受けながら、ソマリ・リリらが来るのを待った。**]