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ああ、焦らしているさ。
僕はフィーを友達という位置から、
ともすれば己の欲望で染めてしまうかもしれない人へ変えようとしている。
これは、ある意味、魔族よりもひどく理不尽だ。
フィーが女の子になったからって、
それが理由でこんなふうに思うなんて、
フィーが傷つかないか心配だよ。
でも、もう、止められそうにないから。
[それは迷いだ。
笑んではいるけれど、それまでの関係性をなくしてしまうことへの恐れでもある。]
友達なら、フィーに邪なことを考えずに一生いるつもりだ。
本当はそれが一番、僕ららしかったんじゃないかって思っている。
[既に過去形なのは、もう、気持ちはひどく傾いているから]