― 玉座の間 ― ――ようやく、我輩と格の等しい者が出てきおったの。[六芒星形の空間。 その最奥の玉座と、そこに座す姿>>185を認め、魔王は口角上げて笑った] お初にお目にかかるのう。 我輩が魔王である。[――否、実際には同格とはとても言えぬ相手であろう。 彼の者が『秩序』を統べる王であるとするならば。 それでも魔王は悠々と玉座へ向け進み出る][直後、黄金の翼持つ乙女が幾つも現れ、魔王を取り囲んだ]