― サクソー川/橋の北側 ―[とっさの判断は功を奏し、喉を裂かれるのは辛うじて避けられた、が] ……っつ……。[無理な姿勢からの一閃は、引かれる刃に腕を裂かせる結果となり、紅が散った。それでも、止まってはいられない、と思った矢先]