人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


猫目 コンスタンツェ

[ 困惑顔のリヒャルト。
笑っている理由が分からないから、だなんて想像もしていない。
もし「なぜ」と聞かれても、たぶんコンスタンツェは笑って誤魔化すだろうけど。]

 吸う……じゃないね。舐めるだけでもいい。
 どうしてそんなに死にたがりなのさ。

[腕の中で動く身体を、少し強い力で抱き締め直す。
"どうして"と、問う口調の最後が震えた。
理由はわかっていた。]

 コンスタンツェの主はリヒャルトしかいないのに、代わりはたくさんいるだなんて。
 ………リヒャルトは頭はいいのにばかだなぁ。ほんとに、馬鹿だよ。

(207) 2015/06/05(Fri) 09:39:25

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