人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


従属の天使 エレオノーレ

[ 自らの変化に直面して戦意など消え去っていた。
 体の変化のためか広がった動揺のせいか、地面を踏みしめることもままならない
 それでも武器をと屈もうとして]

 ―――ッ、はな……して

[ それより早く腕の中へと捕らえられた>>176
 こうしている間にも止まない変化が、相手と自分との体格差を教えてくれる。

 頬から顎へと触れていく指の感触
 自分のものとは違うその感触に、背筋に汗が伝い落ち]

 気持ち。なんて……そんな、もの

[ 反論しようとして、言葉に詰まる
 相手の言葉をこれ以上聞いてはいけない
 穢れた上にこれ以上、神から離れてはいけない。

 次の言葉を見つけることもできずに
 半ば唇を開いたまま、呼吸だけを繰り返していたけれど]

(207) 2018/03/19(Mon) 23:17:31

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