い、いやいや!それだけ君が強いって事だよ
自信持って大丈夫だって!うん!
[アリーセが気恥ずかしそうな様子に見えたのか、青年は何故かフォローのような発言をしていた
自分みたいに弱っちいならともかく、実力があるなら少しくらい自信を持っていてもいいじゃないか!というのが青年の考えらしい]
お、応用……そ、そうだね
応用……したいなぁ…
あ、いや……手甲とかそれに近い何かは着けてるんだと思ってたからさ、はは……
[基本すら怪しい青年が応用など厳しいにも程がある
魔物に勝てなかったのもそれが原因に違いない
武闘家は素手で戦うのが基本なようだ
青年にとっては初耳の知識だったらしく純粋に驚く
剣と盾を使っても魔物に勝てないのに素手で勝てる人がいたなんて…と
そう思う以前に青年は実力がなさ過ぎるのだが]