[ >>204しなびた両手でパンを受け取り、
白い髭の奥の口でぱくりと一口。
目や耳はだいぶポンコツになってきているが、味はまだちゃんと分るもののひとつで、
思わずくしゃっと笑う。 ]
旨いのう、旨いのう。
こんな旨いパンを食ったのはいつぶりじゃろう。
わしが死ぬ時は、最期にこんなパンが食べたいのう。
[ もう一口、二口食べて、小食な体はお腹いっぱいになる。
よいしょと立ち上がって ]
ふん、ジェームズめ。
お主に心配される歳ではないわ!>>202
[ 否定されても、まだジェームズなる人物だと思ったまま ]