―Nルーム→緊急脱出口―
[カサンドラの怪我は思いの他重篤ではなかった様子。
多少貧血気味な様子が伺えたが>>197、どうせ死ぬのなら
やはりこの場で腕を切り血を付与すべきかと思い悩む。
結果、手をしっかり握り案内することになったのだが。
もしふらつき倒れるようなことがあっても、抱きかかえれば良いか。
部屋を出る前に、眠りに就いている者達のコクーンを一人ひとり眺めていく。
許してもらえる筈は無いが、一人ひとり済まない、と頭を下げ。
少し前までは近づけなかったセルウィンのコクーン前に来ると、やはり表情は固まる。
それでも、彼は何処か嬉しそうな顔をしているように見えて――……。]
君なら俺が長生きすることを望んだのかもしれないが、すまない。
俺はもっと君と話したかったから――。
むしろ、俺は幸せなんだ。
(あの時連れて行こうとしたのは殺害する為ではない。
展望ラウンジに連れていき、俺の故郷の話をしたかったんだ。)
[全員の姿を見て、懺悔を終えればカサンドラの手を引き、緊急脱出口へと向かうことに。]