― 回想:医務室 ―[ サーラの微笑を見れば>>167 彼女に髪を撫でられれば>>166 幸せを感じる確かな気持ちもあると同時に。 頭の奥でざわざわと何かが蠢いてでもいるような …酷く居心地の悪い気分にもなった。 誰かを想えば想うほど、 反面、理性の糸を焼き切るような 激情の炎も大きさを増して。 身の内で猛る炎に気付かない振り、知らない振りをして、 ただただ、今この瞬間に感じる幸せの為だけに微笑む。 ]