― 中庭 ―[片腕に幼い竜を抱いたリーゼロッテ>>188と、手を繋いだままゆっくりと歩いていく。 片腕で抱きかかえるには大きすぎるココンは、聞き分けよくとことことついてきている。 その途上で、ふとひんやりとした空気を感じた>>38] ん? なんだろ……。[思わず視線を向けた先には、氷で出来た竜の像が屹立していた*]