[助言めいた言葉を残して影の魔神>>181は消え、空間転移の力により場は六角形のホールへと移る。
そこには何者の姿もなく、力ある者は更に奥、階段の先に在ると知れるだろう。
と、そこでイースにより勧められたのは水精に生み出された水球>>204]
フン……折角のもてなしを受け取らぬのも、王の務めに反するであろうな。
[尊大に言いはしたものの、口へ含めば幾らかその表情が和らいだのが、近くにあった者には見えようか]
さて、征くかの。
[そして己の気が済めば、さっさと出立するのが魔王の常であった。
そうして、奥の階段を登った更にその先で]