[アイリ総督が持参した構造図>>182
実は持参された図面は、既に数か所が書き換わっている。
図面作成に直接関わった者ならともかく、それ以外の者が見ても、どこが変わったかは分からないだろう。
しかし、この図面通りに戦支度をして向かえば、実際に城に到着してから差異がある事が明らかになるはずだ。
たとえば、城壁の厚さと高さが違う、砲台の数や向きが違う、人員配置の位置や堀の深さが違う、など]
(こんな忌々しい図面、もっと早くに存在を知っていたら抹消していたのに)
[短期間では、誤情報に書き換えるのが精一杯だった。
願わくば攻め入られることがないように、祈るしかないのだけど。
でも、内部でこんなに揉めているのだから、外部侵略なんて考えるヒマはないわよね。]