― 灼熱の闘技場 ―ふん。[不機嫌そうに鼻で笑いながら言葉ではなく沈黙の肯定を返す。あくまでそういう態度>>123でいるのが、今のこいつならば、いちいち負った傷の一つに注釈をつけるようなことは無意味。ただどこまでも醒めていきながら、独眼となって身に付けた見切りの冴えは衰えず。剣から伝わる衝撃の度合を測り、押し返されれば>>124僅かに引くようにして相手の闘争を巧みに捌きながら、拮抗を狙い>>125迎撃という姿勢を崩さないでいたが]