ん?
[先ほど金髪の門番と話していた男が話しかけてくる。
確か靴屋のせがれだったか>>198、彼の父親のほうの店に息子の靴を仕立ててもらっているが、
よく孝行息子の話は聞かされたもんだ。
とはいえその予想が間違っていたら恥ずかしいというやつなので、靴屋か?なんていうのは聞けないまま。]
ああ、好きだね。ワインに限らず酒ならなんでも。
ウィスキーなんかもいいと思わねぇかい兄ちゃん。
[あそこの腸詰めならビールもいいねぇ、なんてくくっと喉を震わせる。]
でだ、先ほど俺を品定めしてたようだが。
聞きたいのはワインの事だけかい?
[呟きは聞いていたぞと言外に告げつつ、蛸の干物をがじりと齧った。]