[ カレル様の方を見ればその視線が何かを言っている。>>198
わかる。
きっとカレル様は私を心配して、今は動かないでと言っている。
それに僅かに頷けば2人の話に耳を傾けた。
ぱちぱち、と乾いた音が響いた。>>189
意識がそちらに向けられる。
誰だかわからない人の声が聞こえる。
嫌だ、いやだ、どうして貴方が。
どうしてそんな顔をするの。
怖い。知らない。知らないよ、こんな人。
けれどその鋭い爪がカレル様へ向けば、
もう何も、考えない。
その腕めがけて飛びつこうとする。 ]
やめて……ッ!!
[ さて、間に合っただろうか。 ]*