人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


亡国の将軍 ヨセフ

[近付くにつれ、男の名を、息子達の名を呟く声が聞こえて来る。
懐かしい声。
けれどそれ以外の言葉は紡がれず、三つの名を繰り返すばかり]


 ぅ あ、 あぁあ、


[魔の戯れの声>>192は聞こえているような、そうではないような。
左手を胸の辺りで握り込み、言葉にならぬ葛藤が呻き声として零れた。
手を差し伸べながら近付いてくる妻との距離は後僅か。
傍らでは男の葛藤を汲み取り、刃を振るうかを迷う副官が居る]

(205) 2017/02/04(Sat) 22:13:50

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