―部屋―[部屋に戻っても、リーザの表情は固いまま。当たり前だ。立て続けに人が死んだ上に、殺すだの殺されるだのと聞かされたのだから。その場で暴動が起こらなかっただけ、マシというものだろう] 大丈夫。大丈夫だ。[ベッドに座り、後ろから体を包み込むように抱きしめる>>196引き取った頃と比べて随分と体も大きくなったが、それでも腕の中に収まる小さな体。もう少しいい物を食わせてやりたくても、軍属時代に溜め込んだ金と退役金など、大切に使わなければあっという間に無くなってしまう]