[肩に蜂鳥を乗せた彼女の振る舞いは、やはり可憐な少女だ。
なんだか眩しくて、目を細める。]
おかげさまで、存分に体を休めさせてもらった。
貴方の計らいと森の恵みに感謝する。
[気遣う言葉に肯定を返し、礼の仕草をする。
彼女の視線が後方へと向けば、一歩体をずらして会話の邪魔にならぬようにした。
肩を傷つけられたと聞いて乳兄弟を見る。
しかし言葉は差し挟まなかった。]
貴方のような方と知っていれば、もう少し早く呼んでいたな。
こちらこそ。会いたいという願いに応えてくれてありがとう。
[小指を唇に寄せる仕草もかわいらしいと笑みが浮かぶ。]