けどな、今、お前を見ていて判った。優しさに「過ぎる」なんてことはない。お前は......戦の最中でも、悲しみの只中でも、決して優しさを喪わない。それは、ひとつの強さだと。[ そう告げて、彼は笑い、自分を兄と呼ぶ青年の頭に、ぽふ、と手を乗せた。撫でるというより、その背の高さを確かめるという仕草で ]タヴィ、お前は優しくて強い。そのままでいろ。そして......いつか、自由に夢を叶えてくれ。俺は、それが見たい。だからその日のために...[ 必ず、お前を護る、と、そう言って** ]