[心配した、と幼馴染がうつむいて震える。雫が零れ落ち、まるい跡を残すのを見て狼狽した。] 泣くなよ。悪かったから。[今は差し出すようなタオルもない。だから代わりに、ためらいがちな手を彼女の背に伸ばす。]