……ありがと。 折角くれたもんだから直ぐに傷付けんのやだし、今の俺には勿体ねえから、士官してから大事に使う。 国と、シュヴァルベの平和を護るための剣として。[礼の言葉そのままに、ジェフロイに貰った剣はそれ以来常に傍らに置いていた。置いている。それを振るう目的が、その時に描いていた未来から遠く離れてしまった今も。*]