[>>191自分の問いかけにとぼけようとした後、視線を逸らして紡がれた大尉の言葉。]……大切な人を、[傷つける覚悟。復唱するように口に出した言葉は鈍化した心に僅かに反響し、空気に溶けて消えた。彼が視線を向けた先に何を見ているのかは分からなかった。*]