人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔女 ガートルード

[数日後、礼を述べて夫婦の家を辞した。

幼い娘は名残惜しそうだった。
今までは旅続きだったから、年の近い幼子と接する機会が
なかったので、この出会いが新鮮だったのだろう。

そんな娘の頭を撫でて、しばらく街にいこうかと誘った。
もう、旅の必要はなかった。


あとは待つだけだった。
待って、為すべきことを為すだけだった――…。


                 そんな遠い日の、おはなし*]

(204) 2014/03/31(Mon) 18:34:33

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby