怖いという感情を忘れてしまった人間……?[シモンの言葉>>198に、僅かに首を傾げる。絵本に怯えることはもうなくても、いまだ暗がりは怖い。夜、風の音が大きければ不安になる。静かな中で布団にくるまっていると、世界は自分一人になってしまったのではないかという恐怖に襲われたりもする。大きくなったら、そういった感情も克服出来るのだろうか。だが、今の少年には、それはむしろ「強い人」なのではと思えてしまう。] そういうもの……なのでしょうか。[シモンの言葉には、僅かに首を傾げながらも。]