ああ、是非ともそうしたいものだ。[最後の雑談のように、行商人にそう返事をする。もっとも、残念ながらそんな女性はいない。いるにはいたが――軍をやめて傭兵になった時点で、破談になるのは致し方がないことであった。と、移動を開始する行商人を見送ろうとして] ん?そっちへ行くのか?[行商人は砦方面に行くのだと思っていたが、王都方面へ引き返すつもりなのだろうか] そっちに行くなら護衛をつけてやるぞ。[その護衛役に本隊への連絡も兼ねてもらおうと考えていた]