人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


魔王 ギィ

― 王都陥落の日:玉座の間 ―

[生首を捧げ持って平伏する男を、興味をひかれた顔で見下ろす。]


 平伏などしなくていい。
 顔が見えなければ、殺しに来たのかどうかもわからないだろう。

[鷹揚に聞こえる言葉には、殺しに来たのなら殺すとの意思が滲む。
素直な名乗りには、軽く頷いた。]


 なるほど。
 ならば貴様は牙持つものか。

[問いと単なる感想が相半ばする言葉を投げて寄越した。]

(204) 2014/09/13(Sat) 01:08:20

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