― 新たなる飛空艦《たびだち》 ―[戦いの功労者の一人、ダーフィトが乗っていた船は材料の問題で修復が困難を極めていた。直してやりたい、その想いは強いが、元となるものがなければ手の施しようもなかった。そんな折、ダーフィトからとある打診が入る]カルカリアス号を?[クレメンスが乗っていた艦、カルカリアス号を活用したいという願い。引退したとは言え、軍の所有物である艦だ。本来であればおいそれと許可など出ないものなのだが]