― 作戦準備中/拠点内 ―
誰の責任でもなくて。
[鸚鵡返しに呟きながら顔を上げてソマリ>>149を見る。
独り言めいた言葉は、知っている上で語られていると分かるもので。
矛盾に満ちたままの自分では否定も肯定も出来なかった。
責任はあると思う。
けれど自分は、それを何か穿き違えているのではないだろうか。
見えなくなっていた虚ろが煙水晶に例えられたことのある奥で揺れた。
そんな状態を見通してるかのように、眼差し>>150が柔らかく背を押す]
……これはすみませんでした。
[一度目を閉じ、思う。
そういう顔、なんて言われてしまうような顔をしていたら失礼だ。
ソマリにも、他の将兵にも、敵味方関係なく共に戦場にある、あった者全てに]