[見れば、相手からも同じ吐息の音がする。 …―――なんだ。思うことは同じだな。なんて。口に出して言いは、しないけれど。代わりに、] 随分と指揮の腕を上げたな。 自慢の水雷が、あそこまで弄ばれたのも久し振りだ。[シロウの推察の通り、所属を直接口にすることは出来ない。だから代わりに…推察できるような物言いをして。相手の希望に対し、覚えておこうと首肯した。]