[ 彼女が抱いた衝動>>109は分からない。
…けれど、ゲオルグもドロシーもどちらも心から大切に思う仲間に変わりは無かったから、もし衝動を向けられたなら同じように戦いに挑もうとしただろうか。
その結果どちらかが死ぬことになっても
それも私が疑われ排除されなければ、の話だから、頼りないIFの話。
…そして私には彼女を疑う事は出来ない、そんな予感がした
散々喧嘩もしたかもしれないけれど、いやだからこそ
私の中にはドロシーの存在が大きく根を下ろしていた
それは私の心の支えとなって居たけれど、もしその根を無理矢理引き剥がすなら…?
それは自分が疑われる事より、なお一層痛かっただろうから。]