人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

― アレイゼル領主館 応接室 ―

[応接室には既に家令や部下達の手で
三人分の紅茶と茶菓子が、飾りより質を重視した高級な卓に誂えられていた。
紅茶には、さりげなくも銀のスプーンが添えられている。

茶菓子を面白そうに突くクロードに微笑を向けながら]

 パティシエに作らせた試作品はどうかな?
 部下の評に問題がなければ、近々領地でも販売するつもりだ。

 …さて、久方ぶりに可愛い従兄弟と旧交を温め
 君とも近頃のベルサリスにおける生産的な学術論を交して見たい所だが。
 君達が此処に来たのは、紅茶を飲む為ではないからね。

[やがて暫く紅茶を愉しみ至極簡単な談笑を経て男は居住まいを正す]

 早速だが本題としようか… … …建国記は覚えているかね…?

[ぷるぷると心地よい弾力をしたプリンを若干の笑顔で賞味しながらも、男は静かに語りだす]

(203) 2015/03/13(Fri) 01:40:51

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