[ ふわりと、地を離れた竜は、銀の砂紋をうねらせて、ゆっくりと旋回しながら上空へと向かう。 ]ミヒャエル![ 先に近付いたのは、後輩騎竜師の方へだ。 ]シエルは、まだ帰りたくなさそうか?[ 彼の性格から言って、先に会話を試みているだろう、と予測して問いかける。遊んでやるために鬼ごっこをしていると教えられれば、ルールを聞いて ]じゃあ、俺とノアも混ぜてもらうか。