─ 天空城最上階 ─
[空間転移によって運ばれたのは、六角形のホール。
先の五芒星形のそれよりも小さく、頭上には透き通るような青が広がる。
吹き抜ける風、差し込む光は精霊達に活力を与えてくれるもの。
フランの詩である程度回復もできていたが、これで精霊達の疲労はほぼ癒えただろう。
ホールの奥、階段が伸びるその先から感じられる力に目を細め]
たしかに、力のカタマリと呼ぶに相応しいようですね。
[私自身の疲労も回復しようと、水精から先程の水球を再度渡してもらうと口に含み。
魔王や魔獣、道化師にもどうかと勧めた後]