人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


血織りの主 エレオノーレ

― 回想・第二試験の日まで ―

 それは今何を入れたの?

[血の味が元の菓子と馴染むように味を調えるらしい。
 首を傾げて問う黒いフードに、菓子作りの使用人は
 ちゃかちゃかとボウルの中身を混ぜながら、説明を加える]

 へえ……色々工夫があるのだね。

[半月以上が経つ間、娘に与える血は変えなかった。
 本人は何も言わないから、敢えて何をする必要はない――
 と、判じる事も出来たのだろうが。
 飴細工を喜んだ娘を見て、薄めて飲む以外の楽しみ方を
 広げてみても良いかと考えての事だったとか*]

(203) 2014/05/10(Sat) 14:46:09

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