[それから、ディーターが示した図書館のほうを見て、思い出す]…うん。僕、クララさんに会いにきたんだ。[謝罪を、しに]ディーターさん。ありがとう。えっと…気を付けて、ね?[年端もいかぬ子どもが大の大人に「気を付けて」など、笑われてしまうだろうか。ペーターはぺこりと会釈をすると、そのまま図書館の扉を開けた]