[>>184シモンの部屋の扉を支えていると、
風通しの良さを優先する為なのか、
開いた食堂の扉から向けられている視線に気付く。
そういえば、あの娘の髪の色に似ているなと思いながら。
母は父親を手伝う合間に、産婆もしていた。
出産の間に相手をしてやれと、女の子を任された事がある。
後で彼に聞いてみようかと思って居た矢先。]
……シモン? ど、 どうかしたのか。
[>>197そんな莫迦なと苦笑するシモンを予想していただけに、
足を止めて呆然とした様に、目を見張り。]
ああ…いや、
というか今のお前が大丈夫なのか?
[シモンが動揺をしているのは、表情や態度からも明白であり。
細眉を下げ、閉めかけていた扉には指をかけたまま。]