[その後時を経て、『副艦長』との対面の折、>>103>>117気付くことがなかったのは、彼女が聊か面変わりしていたからか。>>97>>98それとも、ひとが“成長する”ということを、まともに見た機会が少々少なかったからか。あるいは、自身の記憶の残念さゆえか。ただ、その森のような色の双眸に、どこか、懐かしいような不思議な心地を感じてはいた。自分が振り返る、その前に、伏せられた瞳にも気づかない。>>116]*