悪いが……私とて、退く訳にはいかないのでな。[太陽へ向け、飛ぶ。] ウシャス……もう一度だ![己の騎竜に声を掛け、褐色を追う……が。その姿は、逆光。竜もまた、眩む瞳と先ほどの声とに、爪を出す事を躊躇うまま。定まらぬ軌道で、飛ぶ*]